【不登校の子どもは夏休みがチャンス?】

教育

不登校の子どもにとって、夏休みは大切な期間です。

普段、不登校の子どもたちは家や部屋に閉じこもり、一日中一歩も外に出ないこともあるかと思います。調子が悪くて学校を休んでいるのだから、外に出てリフレッシュな~んてことは気軽にできないのが現状だと思います。親御さんとの面談でも、子どもと外出することは、なんか悪いことをしている気分だったり、気が引けてしまって…と罪悪感を持たれる方もいます。

しかし、夏休み期間中は違います!子どもたち全員が学校を休んでいるので、子どもたちも堂々と休むことができます。そして、生き物にとって夏は盛んに動きまわれたり、気持ちが高揚する時期でもあるので、不登校の子どもたちも活き活きとしてきます。

この期間を活用して、支援機関と繋がるチャンスが生まれます。支援機関という堅苦しいところだけではなく、ダンス教室やスイミングスクール、プログラミング教室など子どものやりたい気持ちに寄り添ってあげることが大切だと考えています。なんといっても、やりたいと思っていたことを我慢してきたわけですからね…

多くの不登校の子どもたちは、夏休みの充電期間を通して、9月の最初は学校に行く気持ちになり、登校するのですが、長くは続きません。やはり、思っていた期待とできる事とは異なっていて、何も変わっていなかったと、前と同じ状態に戻ってしまう…ということを繰り返すことになります。

なので、夏休み期間中にいかに準備できるかがカギを握ります。

事前に夏休み後の学習を着手し、授業についていけるようにしておく、生活リズムを整える、人との交流の機会を増やすetc、今まで生活リズムが乱れていたり、友人と交流する機会が少ない子どもにとって、夏休み後に一気に始まる学校生活にはついていくことが困難なことは容易に想像がつきますよね。

発達障害や不登校等の支援には、痛み止めのように薬を飲めば痛みがおさまるというような特効薬はないので、子どもたちにとって安心できる材料を一つでも多く作ってあげることが大切だと考えています。

少し暗い話になりますが、大切なことなので一言。

夏休み明け後の9月は自殺者が多いことで知られていますので、親御さんは子どもの様子にご注意頂ければと思います。※ここ数年はコロナの分散登校等もあり、必ずしも9月が多いということではないようですが。

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