発達グレーゾーンのお子さんを持つ保護者の方は一度は考えたことがあるのではないでしょうか?
今回は障害者手帳の中でも療育手帳について考えていきます。
療育手帳とは、都道府県が知的障害児や知的障害者を対象に交付している障害者手帳の一つです。療育手帳を取得することにより、様々なサービスや支援を受けることができます。療育手帳は、各自治体の独自の制度のため、具体的な判定基準や判定区分は都道府県によって違いがあり、呼び名も様々です。東京都などでは「愛の手帳」などと呼ばれています。
【療育手帳の取得基準(障害の程度によって、等級が分かれます)】
- 知能指数(IQ)が70以下
- 障害による日常生活への支障があり、教育・就労・医療などの支援が必要とされる
【取得メリット】
・特別支援学校に入学できる
・学校、試験等で配慮が認められやすい
・年末調整等で障害者控除を受けられる
・障害者雇用枠での就労が可能になる → 個人的にはここが一番重要だと思っています。詳しい解説は次回以降していきます。
・各種サービスの障害者割引が利用できる。電車、バス、映画館etc
【取得デメリット】
基本的にデメリットはありませんが、私の主観としては、昔の障害者や障害児の印象が強く残っている方が多いように感じます。周りから変な目で見られるのでは?友達ができないのでは?差別されるのでは?などといった具合に…
しかし、障害者手帳を持っている方は案外身近にいるものです。差別的にみてくる方も現実問題として0ではないので、そういった方とはそもそも付き合わなければ良いだけですので、あまり気にしなくてもというのが私の考えです。取得したものの、やはり精神的に負担を感じるとなれば、取得は義務ではないので、返納したり、更新を行わないという方法もあります。
療育手帳を取得するかどうかは、障害の程度やサービスの必要性など、個人の状況や心情に合わせて判断することをおすすめします。
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