【不登校って?】

教育

不登校の生徒は年々増加しており、今ではクラスに数名いて当たり前の状況になりました。     不登校児童生徒の定義は、「何らかの心理的、情緒的、身体的あるいは社会的要因・背景により、登校しないあるいはしたくともできない状況にあるために年間30日以上欠席した者のうち、病気や経済的な理由による者を除いたもの」としています。

多くの不登校児童は急に学校に行かなくなるというより、前兆として登校しぶりがみられるケースが多いです。

身体的な前兆として、なんとなく気分が悪い/だるい、なんとなくお腹や頭が痛い等があります。   厄介なのは、このなんとなくなんです。昔はこのなんとなくを気合いや気持ちの問題という事で片づけていた為、大人たちは本人のやる気や甘えの問題として捉えてしまいます。                そうなると、大人はあまり聞く耳を持ってくれない…と子どもは思います。

朝起きたり、学校に行く準備をすると身体的な症状が出てくるのに誰も聞いてくれないとなると、本人としては、とても辛いことです。大人のように調子が悪ければ、自分で率先して病院に行くという選択肢がない為、閉じこもるしかなくなります。

他には、学校に行く意味を問う子どもが増えてきました。                             学校に行く意味がわからない!学校に行くくらいだったら、ゲームをやっていた方が良い!等と昔ではあまり聞かなかったフレーズなので、急に子どもがこのような発言をした場合、大人はあっけにとられ、即答できないかもしれません。何といっても大人たちはそのようなことを考えず、学校に行くことが当たり前だったので、今の子どもたちの考えを理解できないかもしれません。          このような子どもたちの特徴はイベントや行事等には自分から参加できることが多いです。行事のために学校に行く!ということが明確だからでしょう。

他にも、友人関係をめぐる問題や学業不振、家庭の生活環境の急激な変化等理由は様々で直接的なきっかけや背景を特定できないケースも多くあります。

自分が自分の子どもが不登校になってしまった時はどうすればいいか、どう対処していけばいいか、次回以降、教育・心理・福祉の視点で解説していきます。

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